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「卵巣がんについて知っておくべきこと」をスバンジャヤ・メディカルセンターの 産婦人科医ドクター・タンにお聞きしました。

「卵巣がんについて知っておくべきこと」をスバンジャヤ・メディカルセンターの 産婦人科医ドクター・タンにお聞きしました。

卵巣がんは、乳がんおよび子宮頸がんに続く女性で3番目に多いがんで、女性全体でも10番目に多いがんです。マレーシアでは毎年約700件の症例が報告されていますが、報告が不十分であるため、実際の数値はさらに多くなる可能性があります。効果的な検査方法はなく、症状が現れた時には病気が進行している場合があります。

卵巣がんにはどのような方が罹るのでしょうか。年齢は、閉経後の50〜70歳前後が最も一般的ですが、閉経前に発生することもあります。また、家族歴ですが、BRCA(乳がん遺伝子)遺伝子欠損などの遺伝的要因があり、最も一般的なタイプの卵巣がんでは、25%が乳がんに関連するこの遺伝子欠損を持っています。子宮および結腸直腸がんを引き起こす他のあまり一般的でない遺伝子欠損があります。また、子供がいない女性のリスクが大幅に増加し、2人以上の子供を持っている場合、リスクは減少します。一般的な女性の疾患である子宮内膜症が卵巣がんの一種と関連しているという説もあります。

子宮頸がんとは異なり、卵巣がんを検出するための効果的な検査方法はありません。残念ながら、ほとんどの場合、症状は発症後期に現れるので、満足のゆく治療ができず、死亡率も高いです。また、最初は消化不良、腹部膨満感、食欲不振、体重減少などの症状が現れるのですが、婦人科医のかわりに一般内科、または一般外科を受診してしまうことが多く、婦人科で診察されるまでに、さらに発見が遅れてしまうことがあります。

卵巣がんの治療は、まず手術ですが、手術が行えない場合には化学療法が最初に行われます。手術の主な目的は、すべての癌性組織を除去することですが、これはしばしば不可能です。治癒の可能性は、癌組織の除去の度合いに大きく依存します。初期段階では癌組織が完全に除去できる可能性が高いですが、これは極めてまれで、ほとんどは化学療法を必要とするでしょう。また、放射線療法は卵巣がんの主な治療法ではありませんが、緩和のための局所再発疾患に使用されることがあります。


現在、すべての卵巣がんをBRCA遺伝子欠損について検査することを推奨しています。まず、患者にその遺伝子欠損がある場合、非常に有望な結果を示した新しい経口薬があります。次に、兄弟姉妹や一親等血縁者を検査して、卵巣がんや乳がんを発症するリスクがあるかどうかを調べ、ハリウッド女優のアンジェリーナジョリーが行ったような予防策を講じることができます。

卵巣がんのリスク要因を特定するために婦人科医で毎年定期検診をすることをお勧めします。定期的な検査は、多くの場合、初期の卵巣疾患を発見し、治癒率を向上させます。

以上、スバンジャヤメディカルセンターの産婦人科医ドクタータン (Dr. Tan Teck Sin, Consultant Obstetrician & Gynaecologist)にお話をお聞きしました。定期的な検診は卵巣がんの早期発見にもつながります。お問い合わせは同病院 (Tel: 03-5639 1212)までお気軽にお問い合わせください。

Subang Jaya Medical Centre
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47500 Subang Jaya, Selangor.
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